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世界で一番大きなスキー場はどこだ!?世界ランキング!【滑走可能距離編】

僕が子供のときに好きだった本の1つにギネスブックがあります。

歴史上世界で一番の身長(272cm)を誇ったロバート・ワドローのように、分野別の世界一の記録が、ファッション雑誌のような少し崩した楽しいレイアウトで写真とともに紹介されており、まるで小さな博物館を見ているようでした。

ただ、ギネスブックで紹介されている対象はもちろん人間が行う物事ですから、残念ながらスキー場についての情報はありません。

そこで、独自の調査で

  • スキー場の面積
  • 滑走可能距離

の2つの視点から5位までのランキングの紹介をしたいと思います!

では早速【滑走可能距離】からいってみましょう!

※世界一”大きい”の定義は地域によって異なるようで、北米では面積を、ヨーロッパでは滑走可能距離を基準にしているため、2つの視点からランキングをご紹介します。

第5位

ヴィア・ラッテア(Via Lattea) イタリア/フランス 滑走可能距離400km

ヴィア・ラッテアは、

  • セストリエール(イタリア)
  • サウゼ・ドゥルックス(イタリア)
  • サンシカリオ(イタリア)
  • グラビエール(イタリア)
  • モンジュネーブル(フランス)

上記の5つのスキー場の総称(別名 : ミルキーウェイ)です。

中でもセストリエールは著名なスキーリゾート地で、国際的なアルペンスキーの競技大会が行われます。

2006年の冬季トリノオリンピックのアルペンスキー男子ダウンヒルの会場にもなり、オリンピック開催に合わせて直通ゴンドラが新設され、上の5つのスキー場をアクセスしやすくなったようです。

余談ですが、僕はこの時高校1年生で、先輩の家で夜中に一緒にオリンピックを見ていました。当時の僕はベンジャミン・ライヒ選手(オーストリア)が好きで、大回転、回転の二冠達成した時は鳥肌ものでした。回転競技ではさらに2位にヘルプスト選手、3位にライナー・シェーンフェルダー選手とオーストリア勢が続き、1、2、3位をオーストリアの選手が独占するという、スキー国家として圧倒的な存在感を放っていました。
(スーパー大回転の金はオーモットだったのですね。しかも銀はヘルマンマイヤー。熱い、、!)

話を戻しますが、モンジュネーブル以外はイタリアのスキー場なので、最初はフランスのスキー場を楽しんで、スキーを履いたままイタリアのスキー場に滑りに行くというスキー越境プランもできるようです。

ちなみにスキー以外でも自転車ロードレースの会場としても有名で、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアの舞台でもあるようです。

第4位

パラディスキー(Paradiski) フランス 滑走可能距離425km

フランス強し!

スキーの楽園を目指し、Paradiski(パラディスキー)は2003年にLes Arcs(レザルク)、Peisey-Vallandry(ペイジー・ヴァランドリ)、La Plagne(ラプラーニュ)の3つのスキーエリアが合併することで誕生しました。

詳細の構成エリアを定義する場合は上の3つに加え、Champagny(シャンパニー)を含めた4つのエリアからなると表現されるようです。

ちなみにパラディスキーの近隣にはトロワ・ヴァレー(Val Thorens)があるようで、パラディスキーとトロワ・ヴァレーを1つに繋げて、世界最大のスキーリゾートを造る計画があったそうです。ただし計画はVanoise国立公園の自然環境保護の制定により断念されました。

仮に計画が達成されていたとしたら、世界で対応できるのは南極か北極くらいでしょう。

第3位

セッラ・ロンダ(Sella Ronda) イタリア 滑走可能距離500km

セッラ・ロンダはイタリアのドロミテスキーエリアです。

厳密にはセッラ・ロンダはスキー場や地域の名称指すわけではなく、上の画像のように、下記スキー場をぐるっと巡回する(ronda=巡回)ことを指すようです。

  • アルタ・バディア(ALTA BADIA)
  • ヴァルガルデナ(VAL GARDENA)
  • ヴァルディファッサ(VAL DI FASSA E CAREZZA)
  • アラッバ(ARABBA)
  • アルタ・プステリア(ALTA PUSTERIA)
  • ヴァル・ディ・フィエンメ(VAL DI FIEMME)

情報は特定できなかったですが、セッラ・ロンダは基本的にはスキー場間は板を脱いで、車やバスで移動しなければいけないですが、それでも500kmは板を履いたまま滑ることがあるということかと思います。

第2位

ポルト・デュ・ソレイユ(Portes du Soleil) スイス / フランス
滑走可能距離580km

太陽の扉という意味のポルト・デュ・ソレイユ。

中には滑走可能距離650kmという情報もありましたが、世界最長滑走可能距離はトロワ・ヴァレーの600kmが情報の多数を占めていたので、ポルト・デュ・ソレイユは別資料に載っていた580kmとさせていただきました。

スイスとフランスをまたがるこのスキー場の近場にある街は、国外からのスキー客が多く、名前が表すように、賑わいのある活気的な街が存在するようです。

スキー場については、上の画像の中に【スイスの壁】と呼ばれるコースがあり、ヨーロッパでもトップクラスの急斜面です。

なので、最初はスイス側で滑り、リフトに乗ってフランス側へ行ってしまったら、戻る時は【スイスの壁】を通らなければならないようで、リフトで帰る人が多いようです。一度滑って見たいですね。(笑)

ちなみにヨーロッパでいちばんの急斜面は

HARAKIRI(ハラキリ)

傾斜は78%です。(笑)

第1位

トロワ・ヴァレー(Val Thorens) フランス
滑走可能距離600km

トロワ・ヴァレーは世界最大級のスキー場。
単体のスキー場としては存在せず、メリベルやヴァル・トランスなどの世界的に有名なスキー場の集合体。イメージとしては白馬47と五竜スキー場のように”板を履いたまま”自由に行き来できると言う感じです。

ちなみにイタリアにドロミテスキーエリアという総延長1200kmを滑れることのできるスキー場があるらしいが、これは”板を履いたまま”とはいかず、スキー場間は車やバスを使って移動しなければならないようです。
トロワ・ヴァレーは“板を脱がなくても周れるという意味で世界最大。

ちなみに600kmというのは、東京を基準にすると

南だったら海
東でも海
西でも海
北だったら青森あたり
南西だったら島根、広島、愛媛、高知あたりです。

日本で最長を誇るのが長野県の野沢温泉スキー場で、その長さは10km。

僕のホームゲレンデであった八方尾根スキー場は長さが8kmで、8kmでも(?)番上から下までターンをしながら滑ることは相当な気力が必要で、後半はただ立ってまっすぐ滑る時間が多かったような、、。

こんな楽しいこともやっているようです。
(世界の果てまでイッテQで紹介されてましたね)

まとめ

なんとか海外のブログなども含めて調査をしてみましたが、情報の漏れがあるかもしれません。その場合はご指摘いただけると幸いです。

次は世界で一番大きなスキー場はどこだ!?世界ランキング!【滑走可能面積編】について書きたいと思いますので、満を持してアメリカ大陸が出てきそうですね。

それでは!